元々勤めていた外食企業の閉店に伴い、 共に働いてきた仲間を幸せにするためには“自分が立つしかない!”という使命感に突き動かされ起業を決意。出店に際しては、過去の豊富な経験はあるものの、入念に商圏調査を行い、集客の戦略を徹底的に考え抜き、メイン商材についてもコストパフォーマンスを重視した価格設定と、提供方法にこだわったそうだ。180席あるお店は最初1ヶ月目は本当に来客が少なく薄氷を踏む思いもしたが、2ケ月目以降は徐々に客足が増えその冬の年末には何とか軌道に乗せる事ができた。ひとえに“みんなの心と行動がひとつになった結果”と謙虚だ。継続してこられた秘訣は“常に研究し時代に合わせて変化させ続ける事”と“共に働く仲間との意思疎通”を何より大事にしているそうで、店名の「たいせつ」はお客様、仲間、食材、業者さんなど関わる全ての人を大切にしたいという思いが込められているそうだ。今後も、また来たいと思っていただける楽しみを提供できるお店作りを心掛け常に賑わいをつくり出し、人材が育てば次店舗も視野に入れるとの事。これからの人に対しては、“出来ることをやる姿勢で、多くのお店を見て、知って、研究して、真似て”いいお店を作ってください!とエールを贈る。