大学生の頃、バーテンダーのアルバイトで副店長になり、料理の勉強に興味を持つ。
中華料理・ラーメン店で修業し店長も務めた後、フレンチレンストランに修行に入り再び店長となる。イタリアンレストランに転職後も店長を務め、その頃から「いずれは独立したい」と宣言し続けていたところ、オーナーが中心部にビルを買った際、空き店舗に店を出すことを提案され、たくさんの人の力を借りて前身の「IZAKAYA臣」を2006年にオープンさせた。2011年に移転し、現在に至る。
開業時の苦労は、突然決まった話だったこともあり、お金の設計図が全くなく、金銭感覚もずれていたことにより金銭のやりくりに苦労した。財布に300円しかなかった日のことは今でも忘れられないそうだ。「これ以上は下がることはないんだ。」という気持ちで、スタッフの支えもあって乗り越えることができた。
だからこそ、経営者としてはスタッフにどう還元していくか、全体を見て自分の考えばかりにならないように、お客様目線やスタッフ目線も大切にしている。
これから始める人には、失敗から学ぶことは多いので、常に最低のこともしっかり考えておき、最低売上と最高経費で見越しても商売が成り立つのか、数字をきちんと出しておくことが大切だと、エールを贈る。