『チョリパン』とは、極太のチョリソーと沢山のトッピングをパンで挟んだシンプルな料理で情熱の国アルゼンチンのソウルフードだ。アルゼンチンでは庶民の愛する下町料理で街角の屋台で手軽に食べられ人気なのだという。
オーナーの中尾氏は、20代の頃世界一周の旅をした時、世界各地約50カ国をめぐった中で、アルゼンチンで「チョリパン」に出会ったのだという。「実はもともとは飲食店を始めたいと思っていたのではないのです。日本に帰国した時にさて何をするかと。。自分自身が旅が好きだったこともあり、自由な時間を得るために今までの経験から出来る仕事を考えた時に「チョリパン」が浮かびました。」「飲食店をやるなら、日本では誰もやっていなくて、単品で商売でき初期投資も低く開業できる。そう考え「チョリパン」の専門店をしようと決めました。」そう中尾氏は振り返る。
開業を決めてからは、3か月の期間を決めアルゼンチンに行き、片言のスペイン語で飛び込みで店に入り、店主にお願いをして修業をさせて頂いたという。3ヵ月間現地の店舗や工場でレシピや運営を学び2013年日本初のチョリパンの専門店「ミチョリパン」を開業した。
名物の「チョリパン」に使用するチョリソーは、本場アルゼンチンの秘伝のレシピをもとに新鮮な挽肉と約10種類のスパイスを混ぜ合わせ、豚の腸につめ自家製している。「一般的に日本では茹でたり燻製にしたりする事が多いと思いますが、チョリパンに使用するチョリソーは生から炭火で焼いて提供するのが本場流です。」「チョリパンに使うチミチョリと呼ばれるソースも自家製で本場の味を作っています。」そう中尾氏はこだわりを語る。
開業後は本場の味が味わえると本国アルゼンチンのお客様や外国人のお客様も多く、メディアにも多数取り上げられているという。今後は「ミチョリパン」の直営店を複数展開していきたいという、また飲食店の経営以外にも旅をテーマとしたイベントやトークライブなども将来的に企画していきたいとのことだ。