飲食店を始めるきっかけは、前職の経済団体で、多くの小規模経営者たちの相談を受けたり、専門学校での教員経験をした中で、人生最後の仕事に実際のマネジメントの経験をしたいと考え、発意したこと。ちょうど子育ても終わり、奥様がラーメン店をやってみたい!と以前から考えていた事、家業が自営業だった事も手伝って、2007年に、初期の手持ち資金は、300万円まで!と退路も決めて開業した。自慢は、「塩ラーメン」だ。今まで自分が食べて来たラーメンは、脂が多く、にんにくの香りが強過ぎて、次の日まで胃がもたれるモノばかり、もっと普通に美味しくて、食べ飽きない、鶏と野菜とカツオをベースとした純粋なスープを追及し、年配の方にも配慮した身体に優しい味を目指した。ちなみに、「逍遙」には、“思いにふけってぶらぶら歩く”という意味があるとの事、多くの方に、気軽に入って欲しいとの思いからだ。ご夫婦で、「人という財産」を今までずっと大切にしてきた。そんな人柄から、多くのファンの方に支えられて、らーめん共和国出店時、ラーメン王2回、旨さの達人3回受賞。今後もコツコツと次世代のファンにこの味を伝えていく。