17歳、ホテルでの配膳アルバイト時代に、接客業の楽しさに目覚めて以来、飲食業の魅力にすっかりハマり、そのまま飲食業界に就職。バーテンダー中心に、料理の修業を経て、2007年、29歳の時に、いくつもの縁と縁が重なり、これは、偶然ではなく、必然だと感じて独立開業した。師匠の教え通り、入った瞬間に“非日常”を感じられる場所作りに徹し、「1日の終わりに辿り着く場所」として、隠れ家のように、他人に干渉されない癒しの空間、自分だけの居場所を意識したレイアウトと雰囲気を演出し、お客様それぞれが、思い思いに、お酒や葉巻、料理などを楽しむ。想いは、「入ってきた時よりも、少しだけ楽しくなって帰って頂く」事だ。実は、バー業界は、歴史と伝統を重んじるのが常識であり、若い世代が入りにくく、ハードルが上がりがちだが、ここ「BAR一慶」は、その常識を破り、ノーチャージ制を導入したり、営業時間外に若年層向けのイベントを開催したり、と間口を広げている。また店内外でイベント活動では、“1店舗で出来る限界を超えるには、地域を盛り上げる事”と考え、ススキノ地域全体の活性化にも積極的だ。今後は、時代時代に合わせた在り方を常に追い求め、次世代に繋がる“新しいバー文化”創造に奔走し、20年後メインの飲み手となる20代の若い世代が、背伸びの仕方を学べる店作りと、バー業界を担っていける人材育成に力を注ぐ。