30年間和食の職人として、修業を積んできた。R・デニーロと共同経営の「NOBU TOKYO」では、ギリシャ店のヘッドチーフとして、2年間、厨房を任され、遠く離れてみて、改めて北海道の魅力を再確認、出身地である札幌で自分のお店を作る事を決意し、長年学んできた京料理、世界からも注目を集める“出汁”を中心とした“誰が食べても納得する味覚である和食”と“NOBUの継承すべき味”と“北海道に根差したオリジナルの味”を融合し、新しい和食を提供するお店を開いた。看板メニューは、北海道の新鮮な海産品をソースで頂く「ニュースタイル刺身」や、道産の牛ホホ肉を、道産赤ワインで、6時間煮込んで作る「牛の赤ワイン煮」等だ。全ての料理に計算され尽くした、和の要素を加えていく事で、深い味わいと、他店にはないオリジナル料理を創り上げる。経営面でも、和食の“モノ捨てずに、ロスを出さない”という徹底した発想・管理が活かされている。何の人脈も持たずスタートして、2年目の苦しかった時期を、ファンの皆様に支えられて、乗り越えた時、各方面のメディアから、取材が舞い込むようになり、認知度が急上昇してきた、精進に、精進を積み重ね、努力してきた「Tanikawa」の味が、札幌の人達に受入れられたのだ。利尻島に2店舗目となる「たにかわ庵」を開き、更に、食材の幅が広がった。支えてくれた、お客様、厳しく教えてくれた先輩・親方に深い感謝をしつつ、今後は、世界中の仲間達の元に、北海道の素晴らしき食材を、提供し、更に北海道の魅力をアピールしていく。