元々、東京での大学時代に、たまたま友人のピンチヒッターとして、日本のTOPが集う超高級飲食店のアルバイトに入り、飲食業の魅力にすっかりハマる。以来、学業もそこそこに、飲食店での修業に入った。結婚し、子供が生まれた事を機に、子育ての環境を考えて、札幌に移住。奥様の「あなたなら出来る!」の言葉に励まされ、昭和59年ススキノで、「居酒屋花咲」を開業する。幼少の頃から、地元で獲れる“カニ”が、とても身近な存在として普通の生活の中にあった事と、地元の強いパイプもあり、より新鮮なモノを提供したいとの思いで、当時では大変珍しかった、生け簀を導入した“活カニ”の提供を始めた。1台数八十万円のチタン製テーブルを3台導入し、お客様の目の前で、活カニを調理する独特の調理提供方法が、注目を集め、押しも押されもせぬ人気店となった。病気や、怪我などを乗り越え、長年お店を続けてこられた秘訣は?の問いに、“お客様が先生となって色々な事を教えてくれた”、“お客様に喜んでもらい、お金を頂ける、飲食の仕事は本当に楽しい!”と笑顔で語る。今後は、現店舗を奥様と共に守りながら、若手に活カニ料理のノウハウを提供し、東京や、アジア各国で、北海道のカニ料理を広めていく。