フランス料理のシェフとして、札幌・東京で修業を積み、平成24年、務めていた会社の新店舗を任され、翌年から、独立起業する形で、「蝦夷風花」を経営している。ただ飲み、食べるのではなく、心から落ち着いて、飲食して欲しいとの思いから、看板も控えめに、何屋なのか、敢えて一見して分からない店頭にし、“勇気を持って入ってきてくれたお客様を100%のパフォーマンスでおもてなしする”という事を目指したお店作りだ。大切にしている事は、お店に関わる、生産者さん、流通業者さん、運び手となるスタッフ、最終調理を担う料理人など全ての人が、北海道の良さを最高の形で伝え、どれだけお客様に喜んでいただけるか、という事を社員全員が理解・表現している。その思い故、ご来店頂いた9割のお客様が、メニューを見ないで、スタッフのおすすめを頼りに注文を決める。そして、受けた飲み物に合わせた料理を、その都度、瞬間的に変化させながら提供するというスタイルで、イタリアン・フレンチの料理人が“新和食”を提供している。今後は、北海道の食文化を伝えていく為に、全国の物産展に、道内全13の蔵元の日本酒と、道産のおつまみが楽しめる「バー」で、出展しつつ、ニーズの違う多くのお客様に楽しんで頂き、また、スタッフに“あきらめなければ、絶対に夢は叶う”事を伝える為にも、勝負させてあげられる様な、色々な業態での店舗展開を行う。