麻生の賑わいから少し離れた、閑静な場所にTrattoria Calmaはある。円山までいかなくても気軽に楽しめるランチから、前菜〜メインまでしっかりと食べれられるお店が身近にあればと、この場所を選んだそうだ。オーナー松田氏の修業期間は長く、料理長経験も含み19年以上イタリアン一筋で修業し、「命を扱っている」ことを認識しながら、いつ来ても美味しいのは当たり前の仕事と考え日々努力を怠らない。北海道には本当に頑張って良い食材を提供しようとしている生産者がいる。食材のプロから調理のプロへ、春夏秋冬に沿っていかに美味しくするかを工夫している。厨房に立つときは覚悟を決めて、這いつくばってでも最高の料理を提供する。圧倒的な「練習量と勉強量」と、どんな時も笑顔をつくれる「体力」で、お客様の表情を入店時の倍の明るさで退店させることを意識している。「覚悟」「体力」と合わせて大切にしている事は、気配り、元気、気遣いなど「気」がつく言葉の意味だという。何事も「人間性」ありき、「人を大事にできない人にはお店は継続できない」と言い切る。丈夫な体に産んでくれた親や支えてくれる家族へ、日々感謝を忘れない。雇われている時は「美味しかった」の一言が一番嬉しかったが、オーナーとなってからは「また来ます」が一番嬉しいそうだ。これからも「人を大切に続けていきたい」と語り親しみやすい「やさしさ」と、やり抜く信念の「強さ」でお客様を喜ばせ続ける。