アルバイト時代も含めると20年以上に渡り飲食店で務めてきた。元々商売をしたいとの希望を持っていたが体力勝負の世界と分かっていたので、40歳までには出店すると決意した。お店のコンセプトは、旭川にはない30代より上の大人が楽しむ料理屋で、めっきり少なくなったカウンターを備えた店づくりをイメージし大衆的居酒屋よりもワンランク上、高級和食よりもカジュアルにお酒と食事をゆっくりと楽しめるお店、そして料理は日替わりで旬の素材を一番いい状態で、こだわりの日本酒と共に提供するお店を目指した。開業当初苦労したことは資金調達で、経験は長くても経営者は一年生、どこに相談すればよいのか悩んだそうだ。継続の秘訣は?の問いに対して「自分の信念を貫き通しブレない味で伝えたいことを伝える」ことを重視した結果と語り、クーポン系の告知はせず、毎日素材をFacebookにUPすることを日課としてきたそうだ。経営者としては、お客様を大事にすることは当たり前として、働いてくれるスタッフを大切にすることだそうだ。今後は他店舗化ではなく店舗の拡張を視野に目の届く範囲で運営を続ける。これから始める方には、“始める前にしっかりと可能性と失敗想定を考え練り込んで、ブレない信念を研き、言い訳が出ない程の自信を持った仕事”にして欲しいとエールを贈る。