外食企業の取締役として勤めていた会社に骨を埋める覚悟をもって12年務めてきたが、40歳を過ぎて“後輩の成長を妨げてはいけない!後輩の活躍の場を作るため”との思いから独立開業を決意し退職した。今まで培ってきた和食料理の技術を存分に発揮できる業態を考え、“和食中心の居酒屋だが、居酒屋よりも一味違ったこだわり料理を提供できるお店”がコンセプトだ。開業当時、飲食店の経験は豊富だったが、経営者として一から始めたのは初体験で分らないことばかりだった。思いのほか内装費用がかかってしまい、不安な船出だったが奥様と共に二人三脚でお店を切り盛りし右肩上がりで売上を伸ばしているそうだ。看板メニューは、“毎日変わるグランドメニュー”で、その日に入った新鮮な魚介のお造りが人気、また青森シャモロック、手打ちそば等こだわり抜いた素材を使い季節に応じて“旬”を伝え続けている。経営者として大事にしていることは“競合店に負けない努力”でまずは選んで来店して下さったお客さの満足に集中している。これから始められる方には、“お客様に喜んでもらい社会に必要なお店になることが大事”とエールを贈る。今後は後輩を育てながら、自分が苦労した独立を支援しつつ、札幌での出店も視野に入れ多店舗展開の機会を狙う。