アパレル業界から飲食業界へ転身と同時に独立開業をする。今や姉妹店舗含め4店舗全てが人気店となる根底には「食材」と「人」に対しての情熱であり、それをいかに伝え形にするか!の追求が最も大切だという。何もかもが順風満帆ではなかった。初めて開業したお店が5年目にしてビルそのものが消防法適用除外だったと発覚し、36席あったお店が6席となり2週間後には閉めなくてはならない事態に直面した。すでに出店していた他の2店舗へ社員を異動するが、その分の売上を確保するため、それぞれの店舗のスタッフ全員で約300件の挨拶廻りを行ったそうだ。当時を振り返ると思い出すのは「やれることは幾つかしかないが、徹底してやると結果が出た」ことだそうだ。現在はレイアウトを変更し1年半をかけ再開させた。常日頃伝えていることは「いかに情熱を形にする」ことだそうだ。食材であれば「生産者の情熱」をどう調理できるか?開業から今に至るまで「教えてもらうことが山ほどあった」「人との縁があったからこそ」と「すべての人」との縁を大切にして、出会いのその先に「情熱」がある。「お客様」「生産者」「一緒に働く仲間」すべての縁から、これからも情熱を伝え、形にする。