16歳から旭川や札幌で料理に携わり、結婚を機に妻の両親が営む鳥しんで修業に入る。 マスターの他界をきっかけに、20年の老舗に新しい風を取り入れたい、と独立して現在の鳥しん豊岡店をオープンした。 お店のコンセプトは【気軽に来れるお店】。幅広い層が利用しやすく、みんなが楽しめるお店として地域に根差して13年。昨年、改装し店内にカラオケルームも設置した。 開業時は、いきなり経営者になったことにより、自分より上だった人にも意見を言わなければならなくなったことで、働きづらい雰囲気になってしまい、人材確保に苦労した。その後は働きやすい環境作りにも配慮しながら経営したことが今に生きている。 だからこそ一番大切にしていることは、従業員が幸せだと思ってくれる会社作り。人材に恵まれれば今後はさらなる多店舗経営もしていきたいと夢を持つ。13年続けてこられた秘訣は粘り強さだそうだ。お金がない時期は度々訪れるものだけれど、諦める人はそこで諦める。そこで粘り強く借り入れしたり、耐える時期もありながら乗り越えてきたことで今があるとのこと。 これから始められる方には、自信がある人が多いけれど自分が最高だと思わず、吸収・成長するためにも謙虚さを持ち続けて、信念を崩さないことを大切にしてほしいとエ-ルを贈る。