元々東京で飲食業界に勤めており店長経験があったことと、世界一周の旅で料理の世界遺産に触れたこと、また良き物件と出逢えたことで開業を決意した。創業当時、地域にカフェはあまりなく、安くて雰囲気の良い、本当に美味しいエスプレッソ式のコーヒーが飲める場所を目指したそうだ。当初は景気の浮き沈みに合わせて、思いつく限りバイキングや東京の流行を追うなど色々な手段を講じてきたが、行きついたのは、隠れ家的なお店が多い中、オープンで開放的な雰囲気を作り上げたことで、商圏のお客様に受け入れられた。看板メニューはカフェの王道的スパゲッティー料理を軸としてきたとのこと。経営者として大事にしているのは“当たり前のことを努力する”ことで、押付けず、偏ったこだわりを持たないスタイルが、地域の老若男女に支持されたのではないかと分析する。今後はより地域に密着し、地元の人達のコミュニケーションの場となれるように努める。これから飲食店を始められる方には、「誰にでも出来る業種だからこそ学んでから始めるべき」とエールを贈る。