元々、料理人である父親の影響を受け幼少の時から、飲食店で独立することを夢見て、独立時期を明確に決め、そこから逆算し行動目標を立て実行に移していった。進学校を卒業後、周囲の反対を押し切る形で調理師専門学校へ進んだ。そこで信頼できる近い将来人生を共に生きる仲間と出会い、計画がより鮮明になっていったそうだ。それぞれに、ある人は料理、ある人はサービスという形で仲間と担当を分担し、自分は夜の務めに出ながら資金を貯め起業する準備を着々と行っていった。自身が23歳の時に「ラ プロメッサ」で開業し一つの目標を果たす。ただし経営者としては駆け出しだったため、分からないことばかりで、お店のコンセプトなどの具体的な経営戦略はなく、色々な模索と消去法的に導き出したと結果と当時を振り返る。開店当初は想像していたものとは全く違い、思ったような収益を上げられず3ヶ月ほどは苦しい展開となったが開業前に準備していた運転資金と仲間たちとの必死の努力、周りの方々のアドバイスなどで乗り越え、6ヶ月目に初めて黒字化に成功する。2年目、3年目と着実に固定客・常連客が増え軌道にのり現在は2店舗を運営するに至る。経営者として経営・運営に関わることは全て大事に考えているが中でも一番大事にしているのは「人」=信頼できる仲間と語る。今後は他業態、他業種での展開も視野に入れ活動していくそうだ。これから始められる人には「やらずに後悔するより、やって後悔するほうが良いのではないでしょうか。ただ現場での経験は重視して欲しい。」とエールを贈る。