大阪の調理師専門学校を卒業後、6年間日本料理店で修業に入る。故郷旭川に戻り3年程勤めていた時に、勤め人としての限界を感じ“自らがお客様に食べていただきたい料理を提供したい”との思いが高じて、開業を決意する。満を持して構えたお店は生け花、掛け軸などの設えを重視した非日常の空間で季節に合った旬の素材をコース料理で提供するお店だ。開業当初は経営初心者で価格設定、スタッフとのコミュニケーション、雰囲気作り、集客など料理以外で常に考えさせられることばかりだったと当時を振り返る。継続してこられた要因は料理だけではないプラスαの人柄やプラスαの空間などにおいて満足していただきたいとの思いを評価していただいた結果ではないかと分析する。経営面で大切にしているのは料理、数字は勿論のことだが来店されるお客様の満足を何よりも重要視し、今後も堅実に現在のお店を守り続ける。これからは始められる方に対しては、「やりたいのであれば是非始めていただきたい!やらないよりやった方がいい!苦労もありますが夢・目標に向かっていくには自分の箱を持ちチャレンジして欲しい。」とエールを贈る。