開業を志したのは、守口氏が20歳大学生の頃だった。焼肉店でのアルバイトからはじめ、当初はカフェを出店したいと考えていたという。その後カフェの軸になるメニューとしてグルメバーガーをとりいれたらと考え、原宿のカフェやハンバーガー専門店で働きながら独立の準備をしたという。アルバイトをかけ持ちしながら、給料のほとんどを開業資金として貯蓄し2008年1号店目となる「バーガーマニア」を白金に開業した。
こだわりのハンバーガーは素材とバランスを重視している。国産肉を使用し肉の部位を合わせて使用しジューシーさを出し、バンズは天然の酒だね酵母を使用し作ったものを業者から取り寄せている。甘さとモッチリとした食感が特徴だ。日本人にも食べやすい日本人向けのハンバーガーを目指し、肉とバンズと野菜のバランスを大切にしているという。またハンバーガーだけでなく、スペシャルティコーヒーという、豆の品質の良い本来のコーヒー豆の旨みを感じられる商品を提供している。本格的なラテアートのコンテストなども自店で開催し技術を磨いているとのことだ。
2008年に1号店目を白金に開業してからは、2011年に広尾店2014年に恵比寿店と順調に直営店舗を伸ばし、3店舗を運営している。「まずは自分たち自身が仕事を楽しむというところを大切にしています。自分たちが楽しみながらお客様に楽しんで頂く、そしてお客様の楽しむ姿を見て、自分たちが喜べると思っています。」そう守口氏は語る。スタッフの成長と共に店としても成長していきたいという。今後も人を喜ばせる空間や場所を作り続けて行きたいとのことだ。