先輩経営者からのメッセージ

東京都の先輩経営者

中俣 伸輔

お客様から真に必要とされる店であり続けること。そして人材を育て自分自身も一緒に成長していきたい。

中俣 伸輔 居酒屋、その他(2007年開業 )

父親が自営業で飲食店舗を経営していた影響もあり、中俣氏も18歳のころから飲食店で働きながらいずれ開業を考えていたという。株式会社ザガット創業のきっかけは、20歳の頃NYに滞在した時に、レストラン情報誌(ザガットサーベイ)を片手に店舗をめぐりそこで多くの感銘を受けたことだったという。

「社名のザガットの由来はその事から来ています。当時はガイドブックを片手に40~50の飲食店舗をめぐりました。自分も将来食の世界で同じ舞台に立ちたいという想いを、その時に感じ、日本に戻りすぐに会社の立ち上げに動きました。」そう中俣氏は振り返る。

その後、独学で調理師とふぐ調理師の免許を取得し、23歳の時に1号店を開業したという。「NYから戻ってから開業まではとにかく開業資金を貯めるために、飲まず食わずのような状態で飲食店で働き資金を貯めました。」「開業後は、2店舗目3店舗目と店舗を増やしましたが、厳しい時期も経験しました。」1店舗目はFCのフグ料理店、2店舗目は神田にある「たいやき神田達磨」をのれん分けしてもらい、3店舗目は母方の実家が、100年以上続く鹿児島芋焼酎の蔵元「中俣酒造」だったことから朝獲れ鮮魚と焼酎をうりにした居酒屋業態を出店した。現在は居酒屋業態の店を中心に、5店舗直営店を出店している。

「来店頂いたお客様に対しては、常に味・サービス・雰囲気全てを楽しんでほしいと考えています。」「また一緒に働いているスタッフには、基本的な礼節を大切にして社会人として育ってほしいと考えています。そして私自身も一緒に成長していきたいと考えています。」そう中俣氏は語る。

これからもお客様の目線を忘れずに、常にお客様に何が出来るか考え、本当にお客様から必要とされる店を経営していきたいという。「例えば今のお店がお客様で一杯になって、次の店舗をお客様から求められるようになれば、またもう一店舗出す。そんなイメージです。」今後もお客様と共に、人や店舗を成長させて行きたいとのことだ。

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