生家は、100年以上にわたり、代々続く開拓農家で、ホーレン草などの野菜を生産していた。5代目として、環境への影響、将来性、安定性、やりがいなど、様々な事を熟慮し、1998年から平飼い養鶏を始めた。2006年に、敷地内で蕎麦店を開店し、レジの傍らで、生みたて有精卵を使用し、生産性が高く、誰にでも愛されている商品、自家製“シフォンケーキ”を販売したところ、好評を頂き、百貨店バイヤー達の目に止まった。次々と販売ショップを出店。しかし、何分にも農業以外は、経験不足もあり、目の届く範囲で、全力を尽くす為、有明の地に、販売拠点を集約する事を目的として、国の6次産業化支援を受けながら、2014年に、“COCCOTERRACE”を開店した。人気観光スポットへのルート上という立地条件もあり、夏の時期は、長蛇の人だかりとなった。経営者として、大事にしている事は、FLコストのコンロール、季節変動の多い立地という事もあり、特に気を遣っている。今後は、北海道外への展開を視野入れ、自慢の卵商品を世に送り出していく。