実家が農業を営んでおり、いずれ自分が跡を継いで、農家ペンションを作るのが夢だったが、離農する事になり、別の道を模索。教員の大学から、東京の建築系大学に入り直し、学業の傍ら、飲食店で働き始めた。その職場で、スペイン人シェフから、本場の味を学び、さらに、ご縁があり、スペインバル運営の第一人者で、その後、ミシュランの星を獲得する店作りのスペシャリストから、経営・運営を学ぶ機会に恵まれた。結婚を機に、札幌で、お店を開く事を決意し、移住。平成17年に、中央区で、スペイン人シェフ直伝の本格スペイン料理のお店「Labradora」をOPENした。不動の人気メニューは、“パエリア”で、中でも、イカ墨のパエリアは、開店当初から愛され続ける逸品だそうだ。経営で大事にしている事は、“足るを知る”事で、無理せず、謙虚さを忘れない事を常に意識し、芯は崩さないが、こだわりを持ち過ぎず、自分のスタイルを押し付けずに、お客様の要望に応え、業態を寄せていく事を重視し、常に変化させる事も、長く継続できた要因だそうだ。今後は、スタッフに任せるべきは任せながら、“義務と責任”を明確にしながら、有能な人材との出会い如何では、活躍の場所作りとして、独立支援も行っていく。