祖父母が始めてくれたお店を母が引き継ぎ現在3代目となるお店。2代目の母が今後を考えていた時に慕っていた祖母が始めたお店を残していきたいと思い、一念発起して10年間務めた郵便局を退職して家業を継ぐことを決意した。狭い店内は昭和の雰囲気の中で地元の方、観光の方が隣り合い仲良くなりご縁が結ばれるのが魅力のお店だ。引き継ぐ際の課題は、スタッフの高齢化と世代交代が一番のネックで今後も考えていかねばならないとのこと。看板メニューは「旭川名物新子焼き(しんこやき)」で、無冷凍・生の若鶏半身(手羽も含む)を炭火でじっくり30分かけて焼いたものに創業時から継足してきた秘伝のタレをからめた他では味わうことができない逸品だそうだ。長年継続してこられた秘訣は「感謝の気持ちを忘れないこと」と語り、経営者として“「良食」と「おもてなしの心」をもって「縁」をなす!”を大切にしている。今後は創業100年を目指して地道に励むそうだ。これから始められる方に対しては「感謝の気持ちを忘れずにまずは自分自身を大切にしてください」とエールを贈る。