調理師学校を卒業後、札幌市内のホテル調理部に就職。あるご縁で、東京のレストランに転職した時、料理人としてのやりがいや、楽しさを感じた事が、きっかけとなり、自分のお店を持ちたいと考えた。帰札後、開業に向け、有名レストランに勤め、人脈、経験、カウンター接客や、その他のノウハウを蓄積しつつ、物件を探しながら、準備に入る。平成19年、当時あまりなかった、“30歳前後の自分と同じような年代の男性が、友達同士で気軽に楽しめる洋食店”を目指して、「ビストロサンミ」を開いた。当初は、自分のカラーを出さずに、オーソドックスで、お客様に受け入れられやすい王道フランス料理を主体にして、ファンを少しずつ増やしていき、好きなジャンルの料理を提供し始めたのは、開店から、3年以上が経過した後で、出来る限り我慢し、何より、独りよがりにならない為だったそうだ。人気メニューは、48時間以上かけて作る、希少部位、道産牛ほほ肉の赤ワイン煮だ。お店づくりで大事にしているのは、料理はもちろんのこと、人との関わり方で、1人1人のお客様と向き合う事により、より深い結び付きを、常に目指している。今後も、このまま“自分の好きなお客様に、自分の作りたい料理を提供できる”事を喜びに現在の店舗を守っていく。