学校卒業後、金融機関に務めるも、家業を応援しなくてはならない状況が、飲食業に入るキッカケになった。1996年、初めは小さなバーでスタートし、2004年から居酒屋業態を始めた、一番の売りは、足で探し、色々なご縁から自社独自の仕入れルートを確立し、漁師さんから直送される牡蠣を中心とした、他社には入らない珍しい鮮魚類。現在は、北海道の海鮮を主力商品にした居酒屋5店舗を運営している。決して初めから順風満帆ではなく、1店舗目で大失敗があって、閉店まで考えたが、もう一度、初心に立ち返り、料理・接客など一つ一つを見直し、丁寧に改善していった結果、約一年をかけて、やっと利益が出るまでになった。この時、「義理人情と“おもいやり”が一番大事な事」と気づき、コツコツと、小さな改善努力を積み重ね、次に繋がるノウハウとなって蓄積された。今なお、現場に立ち続けて、お客様の細かな表情や、会話から、見えない問題点を見つけ出そうと努力を怠らない。初回来店は、会社の力で行うが、再来店して頂くにはスタッフ全員の力が必要なので、人が集まり難い時代、今いるスタッフへは、人としての常識も含めた教育を充実させていくことが目下の重点的な取組みで、今後は、来年の2月に東京に初出店するのを皮切りに、札幌市内での新規店舗も視野に入れ、新たなビジネスモデルを構築・展開していく。