高校を卒業と同時に、自衛隊に入隊、そこで調理の技術を学び、自衛隊卒業後、飲食店に務め接客を学んだ。東京のインド料理店にいた頃、賄いで食べていたスープ状のカレーの味が、飲食店創業のきっかけとなった。1997年当時は、まだ、“スープカレー”という言葉自体が、一般的ではなかった頃の話だ。札幌に戻り、北区にて、夫婦でカレー店を始めた。北海道の素材を使い独自のスパイス配合で、あっさりした中にもパンチの効いた、南インド風カレーの味が魅力だ。一番の看板メニューは、「北海道産マハラジャカレー」。チルドで入荷する新鮮な知床地方の鶏は、輸入品と比較にならない程、煮込むと良い出汁となり、深い味わいと、柔らかさだ。創業後“スープカレー”という言葉が定着し始めた2000年頃までの、2~3年は、苦しみながらも、常連のお客様を大事にして、自分の信じた味と、「笑顔を絶やさないサービス」と共に、本当にコツコツと丁寧に作ってきた。その丁寧な仕事が、徐々にファンを広げ、北広島の素敵な物件と出逢い2店舗目を出店。今後は、現在1軒のみのFC店出店も視野に、丁寧に作り続けて来た味をより多くの方々に伝えて行く。