元々、明治39年創業の4代目で、先代は、“和装・はきもの業”を営んでいた。代替わりし、昭和57年頃から、婦人アパレルや、雑貨、化粧品などの業種に参入した経緯を辿る。飲食店を始めたきっかけは、元々“美味しい事、楽しい事”が好きだったのと、商売としての魅力を感じていたからだそうだ。飲食事業進出を会社として展開する機運を徐々に高め、遂に平成元年、中央区で、1店舗目となる、炭火焼きのお店「すみぐら」を開店。現在は、10店舗を展開するに至った。社長自身が、出逢った良きお店・良き食材・良き人などがきっかけとなり、“こんな店が出来たらいいなぁ・楽しそうだなぁ”と思える業種・業態のお店を作ってきたそうだ。ただ流行に乗っていくのではなく、あくまで感性が求めるものだけを扱っているそうだ。これから開業を考えている方には、「とにかく多くのお店を見て歩く、本で勉強する、市場を歩いてみるなど方法は幾つもあるので、まずは恐れず行動して欲しい。」とエールを贈る。店作りで大事にしているのは、“固定概念にとらわれない考え方”を重要視している。経営面では、“現場をしっかり見る事!”として、データだけに全ての応えを求めず、“気づきの山”である現場を見る事を特に大事にしている。今後は、今あるモノを、常に進化させ、変化させながら、新たな業態を開発しつつ、楽しい、美味しいお店を増やしていく。