いつかは自分でやりたい!という夢を持っていた。有名ホテルの調理場で9年程修業を積んでいた所に、「知人の店が移転するので、その後をやってみないか?」と誘われた事をきっかけに創業。前のオーナーがとても素敵なお店作りをしていただけに、やるべき事をやってダメだったら仕方がないという割り切った気持ちで、“自分らしい好きな料理を提供するお店”をコンセプトとしたチャレンジだった。3年間は、厳しい状況もあったが、4年目以降は、SNSでの口コミ効果もあり、急激に客足が伸び、軌道に乗ったそうだ。9年間やってこられた秘訣は、“淡々とコツコツ積み重ねる事”で、常連さんが育ててくれたお店と思い、その常連さんを飽きさせない事をやり続けてきたそうだ。現在は店舗を移転し、新たな気持ちで料理と向き合い、今後は、ずっと共に働き、大変な時も、支えて来てくれた同志たるスタッフに独立させてあげられるような店舗展開を考えつつ一料理人としてキッチンに立ち続ける。