元々、大手飲料メーカーに勤務しながら、憧れていた職人仕事を生業として生きたい!との思いから転職。大阪・札幌の飲食店で約5年間の修行に入った。どうせやるならば、独立して自分で会社を立ち上げたいと考え、妻の故郷である札幌に移住し、飲食店のオーナーシェフとして、39歳の時、平成19年に札幌市豊平区で「イタリアンレストランTATSUMI」を開業し、職人の道を歩き始めた。OPEN後は、経営者の感覚よりも、“いいものを作ってさえいれば、いつかお店は、繁盛するはず”、との幻想を抱き、満足な販促なども仕掛けていなかった事が、苦戦した要因だったと当時を振り返る。平成25年に白石区に移転。移転を機に屋号を「たつみキッチン」とし、身近な「街の食の便利屋さん」という立ち位置で、近所の人から、愛される地域密着型のお店を目指した。メニューは、ピザやパスタ等の素朴なイタリア料理をメインとしており、特に、自家製のスモークチキンを使用した料理が、人気だそうだ。今後は現店舗で、料理人(職人)として、より美味しいものを追求しつつ、飲食店経営の原点・基本を大事にし、オードブルなどのテイクアウトにも力を入れ、夫婦でコツコツと頑張っていく。