東京でサラリーマンをしていた頃、よく通っていたバーで食べる蕎麦が好きで、いつかそんなお店が作りたいと考えていた。地元旭川に戻り、2001年に小さなバーを開業、2006年に、お酒と蕎麦が楽しめるお店「サラザンバー ドット」という名前で、札幌に移転。2010年にご縁のある方からの希望で、127年続く老舗蕎麦店の経営を引き継ぐ事になり、益々、蕎麦に磨きをかける。お店作りで大事にしている事は、“来た瞬間よりも、少しでも幸せなって帰って頂く事”で、お客様が抱えている辛さを落とせる場所でありたいと考え、そうしてもらう為には、働いているスタッフも楽しんで働いてもらう事を心掛けている。長く経営する秘訣は、「あきらめが悪い事、あきらめない事!」で、勝つまでやる!という事は、勝つ方法が見つかるまで探すという精神が大事。そして、なにより、他人の喜びが自分の喜びに感じられる事が大事であり、周りの人の助けであり、食材・財務・スタッフ・お客様の全てに対して、思いを込めて、真摯に向き合う事を大事にしている。今後は、まだまだ、世界に知られていない、メイドインジャパンの蕎麦文化を世界に広める活動を展開したいと考えている。