先輩経営者からのメッセージ

カフェの先輩経営者

福元 浩太郎

「全ての正解は、お客様の声にある。」

福元 浩太郎カフェ(2009年12月開業 )

ユカンボシ川河畔公園彫刻広場が、唯一の目印と言っていい、恵庭市の奥まった住宅街の一角に、「カフェ福座」がある。今から5年前、独立を夢見て、自分の周りにある素材を拾い集めたら、カフェという形に辿り着いた。「勝率の極端に低い業種でしたが、今考えると無謀ですよね?」と微笑ながらさらりと語る。開業時に重要視したのは、「良いものを知る大人が心地良く過ごせるお店」ただ1点、大人の方々に支持して頂けるお店作りに集中した。 その為に必要な事は全て、お客様の声、お客様の反応を見て、良いと思った事は、すぐに取り入れた。逆に反応の悪いモノは、即座にやめたそうだ。庭向きの壁を全てガラス張りにし、黒を基調とした木材で、センスの光る空間を作り上げたのも、そんなお客様の声を形にしたモノだそうだ。その徹底した雰囲気作りへのこだわりが、受入れられた。今や、押しも押されもせぬ繁盛店だ。リピート、口コミをして頂く為に最も力を入れているのは、敢えて自慢する事無く、一口飲めば分かる「厳選珈琲」と、「接客サービス」だ。有能な秘書のイメージでスタッフ教育を行った結果、お客様から「福座は、客層がいいね」と良く言われるようになった。言葉遣いに注意を払い、落ち着いた接客を心掛けている。何か失敗談はありませんか?の問いに対して、「今でも殆ど全てが思い通りにいかない、上手くいかない事ばかりです。」“志”の高さと、“謙虚さ”を同時に感じました。 経営者として、もっとも重視しているのは、「スピード」。ライバルである大手企業が、唯一出来ないのは、「スピード」であるとの持論だ。他人の言う事を聞かない性格を自覚し、敢えて色々な方の意見を吸収して、良いと思ったモノは、スピード感を持って、形にして来たから今がある。「全ての正解は、お客様の声にある。」海外進出も視野に入れた店舗展開も行い、更なる夢を追いかけて、高見を目指す。

その他のカフェの先輩経営者

川手秀義

お客さまへの感謝の気持ちを忘れずに。店格・品格・価格、「格」が付くことを大切に。

川手秀義洋菓子サンマルク(1981年8月創業)

四季折々の変化に富み、豊かな自然に包まれた世羅台地に創業して40年。もともとは父親がはじめたパン屋だったが、自分が後を継いだときに…続きを読む

田村 信之

お客様に喜んで頂けているか、満足して頂けているか 常にお客様目線

田村 信之カフェ(創業1972年 )

神田神保町で石釜bakebread 茶房 TAMTAMを経営している田村氏。 もともとの創業は1972年、母親が神保町でコーヒ…続きを読む

安部利昭

コーヒー文化と正しい情報・知識を発信し広めていきたい

安部利昭カフェ(平成3年開業)

元々、百貨店の営業職を約35年間勤めあげた。その後、開業を目指した時期、日本には正しいコーヒーの情報と知識が少なく、コーヒーはイ…続きを読む

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