小学校の頃、「ラーメン屋さんってカッコいい!」と憧れていた。20歳頃、先輩を見て、自分も飲食店経営者になる事を決意、中華業態のお店に就職し、修業に入った。26歳の時に、札幌市郊外で、餃子とビールが主力商品のお店を開業した。初めから順風満帆ではなかった。経営的、精神的に厳しい時期も、周りの人が支えてくれて、お客さんがお客さんを連れて来てくれた。何とか食べる事が出来るようにはなったが、今後の事を考え、先行き不安に悩んでいた頃、良く通っていたラーメン店で、会話の中から、「ラーメン屋の触り位なら、教えてあげるよ。」と言われ、昔から憧れていたラーメン屋を出店する事を決意し、目立たない裏路地で、ラーメン店の機材が全て揃った居抜き物件を見つけ、勝負をかけた。「面白いラーメン屋があるよ。」という口コミで、ジワジワとお客様が増えて来た時に、ご縁から、幹線道路に面した路面店に移った半年後、運良く全国のTV放送に出て、大繁盛店となった。人材が集まり、育つ度に、そのスタッフに活躍の場として、新しい店舗を開き、現在6店舗を運営しているが、決して、多店舗主義ではなく、あくまで、スタッフの活躍の場を作り出す事に集中してきた。大事にしているのは、“人に喜びと感動を与えたい!“という気持ちだ。売上よりも、面白いお店、”自分だけにしか出来ないお店作り“を行い、お客様に「一生忘れられない味だね。」と言われた時の喜びを忘れず、今後は、現在の店舗を守りつつ、海外出展も視野に、今ある事に感謝し、楽しみながら、自由な経営でチャレンジを続ける。