元々、販促関係の会社で勤めていて、ラーメン共和国の設立に関わった実績を持つ。Web検索キーワードで確実に上位にあり、また、北海道の食ブランドを表現するのに“ラーメン”が最適だった。平成15年に、札幌市西区で、自信を持って提供できる醤油ラーメン1本で勝負するお店を開いた。店名の「弟子屈(てしかが)」は、20年程販促で関わった思い入れ深い土地から頂いた。万全の市場調査を行い、“ベロメーター”を意識した商品作りを徹底した渾身の醤油ラーメンだ。ある時、「ラーメン下剋上」というTV番組に、北海道らしいラーメンで挑もうと考え、試行錯誤の末、“鮭トバ塩ラーメン”を開発し、これが、カップ麺として、50万食を売り上げた大ヒット商品となり、一躍超有名店となった。商品作りで大事にしているのは、“中途半端にしない事”を挙げる。魚介しぼり醤油ラーメンは、第5回醤油名匠で大賞を受賞した、弟子屈の代名詞ともいえる一番人気の商品だ。経営面で大事にしている事は、“常に俯瞰で見る”事と、北海道の素材の可能性を生かす事だそうだ。今後は、新らたに蕎麦業態も開き、より北海道と共に生きられる展開を行っていく。