父親が、士別市で菓子店を営んでいた事もあり、高校卒業と同時に、大手菓子メーカーで修行に入った。平成元年に、札幌の現在地にお店を移転、移住し、2000年に代表権を譲り受け、その後「手作り菓子フォセットフィーユ」としてリニューアルOPENさせた。それまでの和菓子イメージから、若い世代のご家族にも支持されるような温かみのある店作りへ、思い切ったリニューアルをする事で、経営者としての思考にも変化が生じ、新しい菓子作りへの挑戦や、スタッフとのコミュニケーションの取り方、財務など、あらゆる面で好転するきっかけとなった。それ以降は、スタッフのアイデアを積極的に取り入れた商品作りを行う事によって、スタッフ自身が“自分のお店”という意識を持ち、自発性、主体性、経営意識、モチベーション等が格段に上がったのと同時に、自分自身の経営判断も、研ぎ澄まされていったそうだ。経営で大事にしている事は、スタッフ1人1人が真剣な取組みの中にも、楽しさを追求しつつ、技術を高め、独り立ち出来る力を持たせてあげる事だそうだ。今後は、素晴らしいスタッフと共に、新店舗も視野に入れた展開を模索していく。