昔から料理が好きで、中華料理の修行に入った。ご縁から、20歳代後半に、居酒屋業態に転職した際、接客業の楽しさを知り、40歳までには、自分のお店を持ちたいと志すようになった。3年間で創業資金を準備し、平成25年、札幌市西区で、居酒屋“くつろぎ家えん”を開業。開業時で一番苦労したのは、資金面での過剰投資と、業者選定の誤りがあった、と当時を振り返る。開業一年程は、苦しい時期もあったが、SNSでの発信や、心を込めた手書きカードのポスティングに回るなどの努力を重ねた結果、徐々に口コミが広がっていった。お店のコンセプトは、店名の通り、“お客様が、ゆったりと寛げるお店”で、アットホ-ムな雰囲気と、会話を重視しており、料理は、和食を基本に、得意の中華テイストも所々に入れ、1人1人のお客様の好みに合わせたメニュー作りを心掛けている。2日間かけて仕込む、サクサクジューシーな、特製の「塩味ザンギ」が、一番人気だそうだ。これから開業する方には、“より多くの情報を得て、多くの仲間を得て、準備をしっかりしてから、チャレンジして欲しい”とエールを送る。今後は、拡大移転も視野に入れ、現店舗を守り続けていく。