19歳の時、幼少の頃から通っていた老舗喫茶店の伝説的マスターの人間力に魅了され、アルバイトとして入門を依頼し、当時通っていた厳しい専門学校の完璧な単位取得を条件に、許可され、弟子入りした。以来、いくつかの有名喫茶店で、修業し、人脈を構築する。入門時に目標として掲げていた、10年の節目、28歳の時に、独立開業。開店当初から、好景気に支えられ、また、師匠やその周囲の人達に可愛がられた事で、経営は、順調だった。あまりの忙しさに、両手首を故障して、一時休んだ事もあるが、開店以来、店を守り続けている。現店舗に移転後も、ススキノの社長達に可愛がられて、一時期、同一館内に7軒の喫茶店がひしめき合っていたにも関わらず、支持され続けた、「ひとえに、師匠や、周囲の方のお陰。」とあくまで謙虚だ。お客様に愛され続ける秘訣としては、“どれだけ人と深い繋がりが出来るか”という事と、“お客様の背中に向かって頭を下げる”事だ。お客様はもちろんの事、指導して頂いた諸先輩達、納入業者、仲間との信頼関係を大切にし、いつも“人から学ぶ姿勢”と“生きた情報”を得られるカウンターでのコミュニケーションを大事にして来たからではないかと話す。今後は、「人付合い」「挨拶」「お礼」など当たり前の事をそれ以上の付加価値に変えて提供できる人材を育成しながら、尊敬する諸先輩達の様に周囲に良い影響を与えられる存在になる事を目指す。