16歳の時から西洋料理の修業に入り、以来この道一筋。地元の有名な老舗レストランに勤めていた時、迷いに迷った末に独立を決意し準備期間1ヶ月程の強行スケジュールの中、43歳でカレー専門店を開業した。OPEN後も休日を利用して前職の引き継ぎを無給で行いお世話になったお店に極力迷惑がかからないように努め、無我夢中で働いたそうだ。からす亭のカレーの魅力は魚介やお肉など素材に合せ、それぞれベースを変える程のこだわりで、その数なんと7種類にもおよび、とにかく美味しいカレーを楽しんでもらうことに対して妥協を許さない。継続してこられた秘訣は?の問いに、「無理して背伸びをせず、地道に一歩ずつ」を心掛けてきたことと、「関わる人、全てに喜んでもらう」ことを意識し、取材の記者さんにまで試食してもらったり、活動告知をしたいと頼まれると快くポスターの添付場所を提供したりと決して周囲への配慮を忘れない。これからお店を始められる方に対しては「お店を清潔に保つことなどを学び、3年は見習いをして基本を身につけ、知り合いをたくさんつくること」が大事とエールを贈る。今後は体力勝負の世界なので身体を鍛え趣味のバイクを楽しみながらコツコツと自分のペースでキッチンに立ち続ける。