18歳から約29年間にわたり洋食の料理修業を積み、その集大成として自分のお店を持ちたいという気持ちが高じて開業を決意。満を持して作ったお店のウリは、みんなが大好きで親しみのある食べ物“ピッツァ”を本格窯焼きで提供するお店だ。しかもナポリピッツァ全盛時代に敢えて“ローマピッツァ”を主力商品として、ナショナルチェーンばかりの業界で差別化を図った。開業時は初めての経験だけに資金調達には苦労したが、色々な人に聞いて教わり助けられたそうだ。お店を継続してこられた秘訣は、周りの方々に支えられてきた事と、“知っているけどあまり無いモノ”というニッチな商品を常に考えながら、さらにレトルトや既製品を極力使わず手作りの味へのこだわりではないかと分析する。経営者として大事にしていることは、お店全部に対して“何一つ手を抜かないこと”。どんなに疲れていても、“自分にとっては100枚目のピッツァでもお客様にとっては1枚のピッツァ”という気持ちを忘れず「また来よう!」「今度はこれを食べよう!」といつも感じてもらえるような料理品質を保つ努力を続けている。これから始められる方に対して“色々な苦労はつきものという覚悟と、一度きりの人生とことん頑張ってください!”と何度も挫折しそうになりながらも、あきらめずに続けてきたからこそ言える温かなエールを贈る。