元々アルコール中心のお店を経営していたが、これらからのことを考えて、お客様と共に年齢を重ねられる“おばんざいのお店”に業態を変更することを決意した。函館は海のモノ、山のモノ両方に恵まれた本当に豊かな地域。季節に応じてその食材の“旬”を道内外は勿論のこと地元の方にも「おふくろの味」として気楽に味わってもらえるメニュー構成だ。毎日、市場や隣町まで買い出しに出かけ、新鮮なモノを自分の目で確かめながら仕入れている程のこだわりだ。カウンターにはその日その日の仕入れによって変わるプロ直伝の山菜料理や、身欠きミシンやサンマの煮つけ、大人気のポテトサラダなど10種類程度のおばんざいが並ぶ。高級なモノはないけれど、好き嫌いの無い懐かしい味を追求しているそうだ。経営者としては、料理・接客・雰囲気・数字など全てを大事に考えており、今後も健康である限りお店に立ち続けお客様をもてなしたいと語る。これから始められる方には「背伸びせず無理せず自然体で始めれば長く継続できる。夢だけではなく現実も受け止めその日その日を大事にしてください。」とエールを贈る。