本業は、地域の農家さんに肥料作りを作り販売している大谷氏。都内で街路樹や公園などの手入れ(剪定)で出る枝や葉をまとめ、環境に優しく野菜も安全で美味しく育てられる肥料の開発と販売を地域の農家さんに行ってきたという。
飲食店を開業するきっかけは、会社の創業10周年を迎えて、自分自身が生まれ育ってきた地元にもっと地域貢献をしていきたいという思いがあり、販売した肥料で農家さんが作った美味しい野菜を、地元の方に食べてもらえるような場所を作りたいと考えたのがはじまりだったとのこと。
「地産地消という言葉がありますが、都内の街路樹等の手入れからでる葉や枝から
肥料を作り、地方の農家さんがその肥料で安心安全で、美味しい野菜を生産し、その丹精込めて生産された野菜を、都内(地元)で消費者に飲食店の場で料理し販売する。こういったサイクルが作れればこれも大きな意味での地産地消で、地域貢献になると考えています。」そう大谷氏は語る。
地元西新井に開店した、GeenCafe&Barでは、50を超える契約農家から直送で配送される、新鮮で安心安全な野菜を使ったサラダやサンドイッチが豊富にメニューにラインナップされ、地域の主婦層を中心に支持されている。
「働いてくれているスタッフも地元の女性(主婦)です。地域に住んでいるからこそ、地域の主婦層にどんなニーズがあるのかよくわかっていますので、お客様はもちろんスタッフの声もよく聞き、メニューや運営に取り入れるようにしています。」 「飲食店をはじめてからやることが本当にたくさんあるので、つらいきついと感じることもありますが、やはり直接お客様の声を聞けるのが、やりがいにつながっています。」
今後は、さらに環境や美味しい野菜をつくるための肥料開発をしていくとともに、肥料を販売している契約農家さんのこだわりの野菜を積極的に販売もしていきたいと考えているとのことだ。