半田氏の経歴は興味深い。大学を卒業後、以外にもPCインストラクターとして2年勤めたあと「純粋に自分がやりたいこと」を突き詰めていった結果、「料理人の道」を目指すことにした。専門学校に通い、さらに突き詰めていった結果「イタリアン」へと決める。卒業後1年専門学校の調理サポートをすると、すぐにイタリアに渡る。実際に本場で過ごすことで本格ピッツァを中心とした現在のお店のコンセプトが固まったそうだ。イタリアで過ごした半年で感じたことは「時間の使い方」だったという。ランチに2時間、ディナーは3時間、その時間を有意義に使い友人や家族との時間を大切にしている文化の違いだった。帰国後は某有名店をはじめ3店舗で8年間、修業を積み開業する。イタリア製の薪釜を使い、本場の「薄生地ピッツァ」を日常使いできる価格で提供する。それは自身がイタリアで感じた「日常の過ごし方」「時間の使い方」を札幌でも文化として定着したいという情熱からである。今後は1店舗に留まらず「職人の育成」や「釜を積んだ車」で全国を廻り、その土地その土地の「食材」「ワイン(飲み物)」を使って提供したいという。自分の信念と情熱を持って、これからも夢を実現させていく。