20代初めの頃に、素晴らしき出逢いの縁がきっかけで飲食店に就職した。結婚と奥様の出産を期に、骨を埋める覚悟で建築関係の会社に転職するも、身体的理由により止むを得ず退職。人生を模索し続ける中、飲食店を営んでいた実父の他界を契機に“弔い”の意味も含め独立開業を決意した。友人知人の協力を得て約半年をかけ居抜き店舗を手作りで改装し2001年「亜細亜食房ハロハロ」を開業。知識ノウハウは無いものの必死の努力でメニューを開発し当時はブームになる前で数少ないエスニック料理店での船出だった。初日から数日間の内に重大なトラブルに見舞われ存亡の危機に立たされたが、家族を守る為の正に“命がけの行動”で窮地を乗り越えたそうだ。紆余曲折を経ながら、その後入社した優秀な社員に良い意味での刺激を受け、良き相乗効果と共に店舗を展開、現在異業種も含め7店舗を運営している。経営理念は、“十勝の食・人・企業を広く発信する”として「地方からでも志があれば大きく羽ばたくことが出来る」ことを示し続けている。これから飲食店を始める方には「飲食業は大変なこともありますが夢と目標持って取り組めば大変やり甲斐のある仕事です。」とエールを贈る。