札幌の飲食店で7年修行後、30年前に両親が始めたお店を引き継いだ中竹氏。父が亡くなった後、母が女手一つでやっていた中、時代にのって新しい風を取り入れてほしいと頼まれ、11年前に東川に戻ったそうだ。
特別なことはせず普通のことを、よりクオリティーを高くお客様に提供すること。また、東川という土地柄を生かして、東川の美味しい水や、時期によって東川産の野菜を使ったり、旬の魚を鮮度の良い状態で、毎日必要な量だけを徹底して仕入れて、常に新鮮なものを提供できるよう、丁寧な仕事にこだわっていると語る。魚屋さんだった両親が始めたお店であり、歴史も長い分、魚屋さんとの人間関係ができているため、旬な良い魚を仕入れられていることも助かっているそうだ。
お店がたくさんあるような都会でやっていても目立たないけれど、土地の魅力があるところで、胸を張ってやっていると口コミも広がりやすいので、勧めてくれた方を大切に、地域に根差して続けている。
褒めて勧めてくださったお客様の紹介の方に、たいしたことないと思われないように、感謝の気持ちを常に忘れない。これから始められる方には、本当にお客様の気持ちになれているのか、何を提供できるのか明確になっているか、自分のモチベーション次第でプラスにもなるし、マイナスにもなるということを忘れないでほしいと、エールを贈る。