先輩経営者からのメッセージ

東京都の先輩経営者

佐藤 勝也

『楽しかった。元気がもらえた。』そんなお客様の笑顔がやりがい!

佐藤 勝也カレー(2014年開業 )

父親は不動産事業を営み母親は美容室を経営していたという佐藤氏は、自然と将来的に自分自身で商売をしていくだろうという思いを漠然と持つていたという。

学生を卒業後は地元の喫茶店や居酒屋ディスコを経営する会社で、約10年間働き統括マネージャーとして仕事をしていたという。店舗の数値などは予算組から実績を作るところまで責任を任され、その経験が開業してからも生かすことができたという。30代後半になった時に独立を決意。38歳の時に福岡でカレー店を開業をしたという。

「きっかけは当時地元で有名なカレー店で、たまたま後輩が働いていて、オーナーとも親しくなり厨房にも勝手に入って作るのを見ていたんです。しばらくして自分でも作ってみたりして。そんなところから始まりました。」知り合いの持ち家だった店舗を借りて1人で始めたという。開業後約12年間地元で経営を続けたが、立地や売り上げの伸びに限界を感じていた頃、ファンだった方が資金提供してくれ、2010年東京世田谷に開店することになったのだという。その後2014年現在の中野に移転し営業を続けている。

トリコカレーの特徴は「濃厚なカレー」だ。4種類のベースとなるスパイスと20種類のハーブを独自配合し、どちらかといえばB級グルメいわれる、大衆的に愛されるカレーを目指しているという。「現在の味を作るまでには、開業後も試行錯誤を重ねおおむね5年以上の期間をかけて改良してきました。開業当初は、スーパーなどでスパイスを買い込みひとつづつお湯に溶かして飲んでみたりして、どんな特徴があるのか体で覚えました。」「迷うときもあり何種類もスパイスを使用し作ってみたりもしましたが、逆に種類を増やすと個性がなくぼやけてしまう結果となりました。」何種類も試した結果、スパイスを絞り込み今の看板メニューとなったのだという。

「おいしいのは当たり前、この店に来て楽しかった。元気がもらえると思って頂けるように、お客様が気持ちよく過ごしていただくための接客を心がけています。」そう佐藤氏は語る。近い将来次の店舗の展開も考えているとのことだ。

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