以前イタリアを旅した時、現地の“バール”に触れ、その魅力に感動した。雰囲気、スタッフ、売り物、見るモノ全てに憧れた。本場で見た“バール”は、日本にはない!と思い、何れ自分の手で、作りたいと考え、その為の修業を始めた。バリスタとしてコーヒーを学び、ワインやお酒の知識、ジェラードや料理などを修得し、札幌市内のカフェで店長を務め、店舗を運営するための様々な、経営知識を得た。そのカフェが閉店するタイミングで、独立を決意。イタリアにホームステイしながら、本場の味を修得し、帰国後は、物件を探しながら、持前の知識を活かしたカフェコンサルタント業を行って実績を残してきた、自信もついてきた矢先、平成24年、まさに思い通りの立地と、広さの1階物件と出逢い満を持して、開店した。ほぼ手作りの内装は、随所に憧れた本場“バール”の要素を取り入れ、イタリア人も来店するなり懐かしむ程の雰囲気を作り上げた。本来“バール”は日本で言えば、駅のキオスクのような存在で、酒もあれば、ジェラートもあり、しっかりとした美味しいコーヒーが気軽に飲めるお店だそうだ。そんな折、出場した、日本バリスタ協会(JBA)主催「バリスタグランプリ2014」で、堂々、日本一の栄冠を獲得し、その実力を証明した。2店舗目ラ・タヴォロッツァを開き、今後も子供の如き店とスタッフに愛情を注ぎ続ける。