地元フランスで、調理専門学校講師を務める傍ら、レストランも経営。2006年のコンクールでは、ガレット部門で1位、クレープ部門2位を獲得する実力者だ。2009年、東京目白の「ル・モンサン・ミッシェル」の立ち上げのために来日し、ミシュランガイドに掲載される超人気店にまで育て上げた。自分の理想とするガレットを作る為に必要なそば粉が、日本には存在しておらず、“無いならば自分で作るしかない!”と決意。望み通りの品種、挽き方、ブレンドに辿り着くまでに半年以上の歳月を費やした。北海道の食材は、モンサンミッシェルの時から使用していたが、“より美味しいモノをお客様に提供したい”との思いから、良質なそばと、食材を探すために、北海道に来た時、様々な魅力に気づき、東京から移住。北海道で2ケ月の期限付きイベントでは、約1700人もの人が全道各地から来店してくださり、開店待望論が大きくなり、平成25年、予定より1年近く前倒しで、お店をOPENした。科学調味料は一切使わず、厳選された素材だけで作るこだわり製法で、多くのファンの期待に応えている。毎日、毎日お客様の要望に対して、シビアなチェックを怠らず、改善に継ぐ改善を日々行っている。今後は、今よりも小さなお店で、夫婦2人での運営も視野に入れつつ、北海道で人材を育成できる学校の設立も目指していく。