元々、いずれ経営者になりたいという漠然とした目標があった。24歳の時、上京し、頼れる先輩が務める銀座のお店で働き始めたのが、飲食店にハマるキッカケだった。そこでドリンクに関わるありとあらゆる知識を学び、次に人形町にあるダイニングバーを営む会社に入社。その会社が、当時では珍しい“沖縄料理のお店”を2号店目として出店した際に、中心メンバーとして、開業から携わった。1年後、憧れの初沖縄を体験し、完全に魅せられた。札幌に戻り、2年ほど修業した後、2006年に満を持して、沖縄のアンテナショップ「Aサインバー」を開業した。まだ北海道には、泡盛を扱う店が少なかった事と、焼酎ブームに乗って、開店以来、順調な経営を続ける。その原動力は、何といっても、泡盛の品揃えだ。約1500銘柄が存在すると言われる中、東京以北では最多の約400銘柄、沖縄の醸造所47軒全てのブランドを取扱う“泡盛が主役”のお店だ。その徹底ぶりが、口コミに繋り、支持された。現在は、沖縄県酒造組合連合会認定の「泡盛大使」として、沖縄の魅力を伝える活動をしており、今後も、より泡盛の魅力を北海道に広め、伝え手となる人材を育てていく。