イタリア・トレンティーノ・アルトアディジェを中心に、北の州で修行を積み、日本に戻ってからは、東京の有名店などで10年程活躍した後、子供を北海道で育てたいとの思いから、移住。2002年に、「トレンティーノ」を開業した。中心部ではない郊外立地、地域の人に愛されるお店作りがコンセプトだ。開業当時、郊外店では、珍しい手打ちパスタを提供するお店として、話題となる。その麺のクオリティーは、製麺会社が、教えを乞いに来たというエピソードがある程だったそうだ。お店を10年以上続ける事ができた秘訣を、“料理が美味しいのはもちろんとして、親切丁寧な親しみ深い接客”を重視してきた結果と語る。経営で大事にしている事は、先を行き過ぎず、タイミングを見て、飽きさせず、常に変化・進化させた料理を提供していく事と、コストに対するシビアな管理をあげる。5日毎に、フードコストの見直しを行い、お客様の満足を頂きながら、コストを抑える創意工夫に余念がない。今後は、小さなお店だからこそできる、より丁寧な料理と、明るい人柄で、地域の方々に愛され続ける活動を行っていく。