昭和58年、父である先代が、「キャンディー屋」として創業した会社を、平成20年、他界をきっかけに、代表に就任した。元々先代は、昔ながらの職人気質で、事細かに教えてくれる人ではなかったが、傍で共に仕事に励み、色々な技術を習得していった。亡くなる前に、先代が原案を考え、自分が形にし、二人三脚で作り上げた「雪だるま焼き」が、会社一番のヒット商品だ。北海道らしい見た目の珍しさ、可愛らしさだけではなく、他店では真似の出来ない“もっちり・パリッと”した薄皮と、美瑛の農家さん達が生産する、珍しい小豆“しゅまり”で作った“あんこ”が自慢の逸品だ。“しゅまり”は、香り・艶・味わいのどれをとっても、あんこに適した品種だが、一般にはなかなか出回らない、生産量が極端に少ない品種だ。元々あんこが苦手だった自分でも、自然に食べられるこの“しゅまりあん”を多くの方に広めていきたいとの思いが強い。言葉少ない先代が常に言い続けてきたのは、「お客様に喜んでもらいなさい。」この言葉を胸に、お客様、取引先様を含む多くの方に可愛がられる会社作りがモットーだそうだ。地域に愛され、応援されるモノ作りを目指し、先代から引き継いだ味を守り、追及し、日本全国の方に知ってもらう取組みを進める。