結論からいえば、学生街は飲食店に適さない立地です。
その理由として、
1)季節変動がある
2)低価格でなければいけない
3)営業時間が限られる
4)大学食堂との競争になる
など、経営者として成り立つ要素が乏しいためです。
ですから、出店にあたってはかなり立地調査をする必要があります。
周辺に住宅地があるかどうか、また、大学食堂があまりにも強い場合には撤退も視野に入れるべきでしょう。
学生街での開店は損益分岐点が高く、理論上は半年で1年分を稼ぎ出さねばならないため、
最近では、学生はあくまでオマケ要素としてとらえ、地域住民や事業所などをターゲットに切り替えて開店するお店が増えています。
どうしても学生街にこだわるなら、つながりのあるクラブから学生アルバイトを採用するなど学生の活動などを応援するようなお店を目指すべきでしょう。
いずれにしても一部の地域を除き、その土地を所有しているか、老後の楽しみの店など、損得抜きの経営を覚悟が必要です。