人を雇う際、一番重要なことはお店のコンセプトを理解してもらい、愛情をもって働いてくれるかどうかです。
スタッフやパートは身近なお客様でもあるので面接時でも丁寧に対応し、面接に来ていただいた方にはお店のクーポンを渡すなどして、お店のファンになってもらいましょう。
面接は面接用紙の採用評価基準に基づいて採用することが大切です。
例)勤務時間がどれくらいか、給与に関する希望、働く目的など
また、サービス業に向いた特性があるかもチェックします。
例)清潔感があるか、笑顔が良いかなどの外観、真面目・嘘をつかないなどの内面性
飲食業界は慢性的に人手不足です。
面接時、「もし今回ご縁がなかった場合でも、後日連絡してもよいかどうか」の事前確認をとっておけば、トラブルなく次の機会に声をかけやすくなります。
但し、個人情報の扱いには十分な注意が必要です。
実際にお店で働いてもらうときには【就業規則】を作成します。
就業規則とはお店のルールです。互いに楽しく働くためにも、簡単なものでもいいので必ず準備しましょう。
就業規則はお店の理念から入退店に関する事項、昇給や給与に関する事項まで様々な内容からなります。それらを明文化し、採用時に読んでもらった後、給与等雇用条件を含めて確認のうえ、契約書にサインしてもらいます。
契約書はお店と従業員がそれぞれ保管しておきます。未成年者の場合は、必ず肉親の許可をとっておきましょう。
なお、地域や産業別に定められた「最低賃金法」は正社員だけでなく、パート・アルバイトも対象となりますので、こちらも留意が必要です。
人を雇うということは、社会的な責任を背負うということです。
経営者として、そのことを絶対に忘れないでください。