20歳の時、喫茶の世界に入門。飲食に入ったのは、“逃げ道”だったかもしれない、と当時を振り返る。長年、大手珈琲店で、修行を積んでいたある時、友人の誘いで、共同経営の一環として、焙煎を含めた珈琲事業を任された。数年後の平成19年、組織が解散する事になり、その事業を引き継ぐ形で、独立した。お店作りで大事にしたのは、自分がいつも感じていた、“街なかに、ずーっと長い時間開いている喫茶店が1軒でもあれば嬉しいなぁ”という発想から、市場の近くという事もあり、朝早くから、夜遅くまで、出来る限り長い営業時間にする事と、今や生活になくてはならない存在になった珈琲文化だからこそ、よりスタンダードな美味しいコーヒーを提供できるお店作りを心がけた。同時に卸売りも行い、お客様のニーズに合わせた提案型の営業を行い、“お店や人を応援サポートできる焙煎家”という立ち位置で活動してきた。経営者としては、“損して得取れ”という考えの基、自分の事より他人の事を優先し、様々な応援活動や、人と人との繋がり、スタッフの働きやすい環境作りを大事にしている。結果的に、現在は、多くの方々からお声掛け頂けるようになったと実感しているそうだ。今後も、関わるお店や、人が輝く姿になる為の貢献を行っていく。